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「パートナーの浮気を疑っている。でも探偵に依頼するのはハードルが高い……」そんな悩みを抱える方の中には、自力での浮気調査を考える人も少なくありません。
中でも「GPSを使って行動を把握したい」というニーズは高まっていますが、そこには“違法性”という大きな壁が存在します。
本記事では、GPSを使った浮気調査が法律的にどこまで許されるのか、そして個人でできる調査の限界について、幅広い知識と具体的な情報をもとに解説します。
トラブルや訴訟に発展させないためにも、知っておくべきポイントを整理しましょう。
GPSによる浮気調査は違法なのか?
GPSを使った位置情報の追跡は、パートナーの行動を可視化する強力な手段です。しかし、実はこの行為、法律的には非常にグレーで、場合によっては違法行為に該当する可能性があります。
2021年には「ストーカー規制法」の改正により、正当な理由なくGPSで相手の位置を追跡する行為が**「位置情報の取得等の規制行為」**として明確に違法となりました。たとえ配偶者であっても、無断で相手の車や持ち物にGPS機器を設置し追跡した場合、プライバシーの侵害と見なされ、刑事罰の対象になることもあります。
つまり、感情的に「浮気しているかも」と思っても、無断でGPSを利用するのは大きなリスク。法律の知識を持たずに行動すると、調査どころか自分が罪に問われることになりかねません。
個人でできる浮気調査の方法とは?
「浮気の証拠が欲しい」と思っても、違法な手段は避けなければなりません。そこで、個人でできる合法的な浮気調査の方法をいくつかご紹介します。
・SNSやスマホの使用履歴をチェック
パートナーがスマホを常に手放さない、LINEの通知を隠しているなどの行動は浮気の兆候かもしれません。法的には、本人の同意なくスマホを勝手に見ることはプライバシーの侵害になる可能性がありますが、自発的に見せてもらえるなら合法です。
・レシートやクレジット明細の確認
不自然な外食費やホテル代、コンビニでのプレゼント購入などの支出履歴から浮気の兆候が見えることもあります。家計を共同管理している場合は比較的チェックしやすい方法です。
・行動パターンの記録
外出の頻度や帰宅時間などを日記形式で記録しておくことで、後の証拠につながることがあります。特定の日だけ急に残業が多くなる、休日出勤が増えるなど、パターンの変化に注目しましょう。
なぜ個人調査には限界があるのか?
個人での調査にはできることが限られています。最も大きな理由は、証拠能力の弱さと違法行為に陥るリスクの高さです。
例えば、相手の行動を録音・録画しても、隠し撮りや盗聴が法律に抵触するケースも多く、証拠として認められないこともあります。
また、証拠を押さえようと尾行してトラブルになったり、GPSを使って違法追跡をしてしまえば、たとえ相手が浮気していたとしても、自身が訴えられる危険性も否定できません。
さらに、浮気の証拠は裁判でも通用するだけの客観性・継続性・信頼性が求められます。素人では、こうした要件を満たす証拠を揃えることは非常に困難です。
精神的な疲労や不安も重なり、心身に悪影響を及ぼすこともあります。
証拠が必要ならプロに相談すべき理由
もし浮気の事実を確かめたい、そしてそれをもとに離婚や慰謝料請求を考えているのであれば、探偵や調査会社に依頼するのが最も安全かつ確実な方法です。
プロの探偵は、法的に問題のない調査方法を熟知しており、裁判で通用する証拠を合法的に取得できます。
また、尾行・張り込み・聞き込みなども高度な技術で行われるため、個人では不可能な情報収集が可能です。
費用はかかるものの、失敗のリスクを抑え、確実に成果を得るという点では大きなメリットがあります。
最近では無料相談を受け付けている事務所も多いため、まずは気軽に相談してみるのも良いでしょう。
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まとめ
個人で浮気調査をする際、GPSの使用には重大な法律リスクが伴います。違法行為とならないよう注意が必要です。
また、SNSや支出履歴の確認など、合法的な方法も限られ、得られる情報にも限界があります。
確実な証拠が必要な場合は、プロの探偵に依頼するのが最も安心で確実な選択肢です。
感情に流されず、冷静な判断と正しい知識を持って行動することが、真実を知るための第一歩となります。
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